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社員インタビュー INTERVIEW

ライフスタイルに合わせた働き方

子どもの成長とともに変化するライフスタイル… 仕事に対する不安や悩み…
上司・同僚のサポートと、会社の柔軟な対応で、無理なく育児と仕事を両立できる環境を整えていただけました。

浦野 舞

浦野 舞

マネジメントサービス本部 テクノロジー部 
テクノロジーASPサービス2課
2002年入社

利用した制度 : 産前・産後休業・育児休業・時短勤務(お子さん2人/小学生)


現在、メールASPサービスで、在宅リモート勤務で、顧客サポート・サービス提供体制整備・手順書、顧客向け資料作成などの業務を行っています。出産前は同じ本部内でも別の部署で働いていました。

業務復帰への不安

出産・育児休暇制度を最初に利用したのは2010年でした。もともと体力には自信があり、産前は比較的ぎりぎりまで勤務していましたが、年齢もあり、産後は育児以外で自身の体調を回復するのも大変と聞いていて、周りの薦めがあったのと、出産前から乳児期は育児に専念したいと思っていたため利用しました。

ところが、1人目の時は、いざ復帰しようとしたときに保育園に入園できず育児休業を半年間延長せざるを得ませんでした(※1)。その時は「延長したらさらに仕事復帰は難しくなるのではないか」と不安でした。そんな時に人事部から定期的なお知らせをいただいていたので、安心感につながりました。

周囲の反応・思わぬサポート

復帰させていただいた際、休業前と違う部署への配属となり、担当業務も変わり、ほぼ男性の職場で不安はありましたが、上司や同じチームにお子さんを持つ男性の方がいらっしゃったり、逆に男性のみの環境でもサバサバと時間内で早く退勤するよう促してくださったり、たくさんの知識を教えてくださったり、仕事面では気兼ねなく時間内で担当できる業務を振っていただいたり、帰宅前の引継ぎもサポートしていただいたりと、たくさんの方に支えられ、精神的にとても助けられました。家庭では、仕事復帰にあたり、勉強が必要となるため、調べものができるPCの環境整備や、子の送迎、病気時の看病等、以前より家族が積極的にサポートしてくれるようになりました。

幼児期には時短勤務を利用

また、こどもの幼児期は、子の生活リズムに負担がないように合わせられるようにしたかったのと、保育園、学童のお迎え時間に間に合わせるため、朝夕1時間ずつ計2時間の時短勤務を利用しました。
当初、会社の時短勤務の規定は「小学校就学の時期に達する前」までとなっておりましたが、小1の壁問題(子の分離不安など)や勤務地から保育園のお迎えと学童のお迎えが間に合わない問題と、まだ子どもだけで留守番させられる年齢に達していないなどの問題に直面し、いよいよ退職も視野に入れ、思い切って上司に相談したところ、本当にありがたいことに経営会議で「小学校3年生以下」までの規定に改定(※2)していただくことができました。

やはり、子を持ちライフスタイルが大きく変わり、育児と仕事を両立してくためには不安もありましたが、子の成長に合わせ、育児休業から時短勤務、フルタイムへとシフトしていき、時間や頭の切り替えができ、体力的にも精神的にもよかったと思います。
小学生になった現在も、時間を気にして常に走っている状態はありますが、子も大きくなるにつれ自立してきたので、空き時間に資料の確認や、資格取得など知識習得時間も作れるようになり、少しずつ仕事と育児の時間に余裕を持つことができるようになりました。

制度の利用を通じて会社に望むこと

浦野 舞

自分自身も制度を理解できていなかったのと、周囲の認知度も低く、利用している方も少なく、取得するにあたり気を使う部分がありました。会社によって異なるとは思いますが、雇用保険と会社の制度の組み合わせ等も複雑で、後から知る部分もありました。
例えば、休職中の住民税です。普段は月割りで徴収されるのが一度に徴収となるため、金額が大きく、一時的に負担増となるため、少しびっくりしました。社会保険の免除はしてあったので安心していたのですが、住民税のことは頭から抜けていました。出産・育児であわただしい中、事務手続きはどうしても後回しになってしまいます。また、利用する側としては、概要だけでなく時短勤務等、制度の利用を解除したい場合などイレギュラー時どうなるのかも意識して利用した方がよいと感じました。そのあたりの説明や、また復帰後どんな職種で役に立てるのか、各部署の現状の説明をさらに会社にフォローいただけると本当に助かるのではないかと思います。

1年間に20日の有給休暇付与はとてもありがたく、決して少なくないと思いますが、育児期間は子どもの病気やPTA活動に参加するとなるとやはり有給休暇だけでは足りなくなり無給となってしまう時期もあります。それでも子どもを育てていくうえで、地域社会への参加は必須となりますので、うまくバランスをとっていくことが大事だと思いました。私の場合、子どもが低学年のうちにPTA役員を務めることもでき、そういったことができたのも、会社の制度や職場の皆様のサポートのおかげであると改めて感謝しております。

自分にとって仕事とは

自分にとっての仕事とは、生活を安定させるためのものであるのはもちろんのこと、自分を成長させるためのツールだと思っています。時代が変わるにつれて日々技術も変化し、それに対応できるよう勉強も必要となりますが、仕事と共に常に成長していけるものだと思います。
家庭では働き続ける姿を見せることで、大人になっても勉強は続くということを子にも伝えられるのではないかと考えています。
また、社会や人とのコミュニケーションが得られることによって安心感が得られ、仕事を通して色々なスキルを身につけて、時短勤務が明けてフルタイムに復帰できました現在、できる限り仕事や会社へ貢献できるよう努めていきたいと思っています。

これから出産・育児を迎える方へ

現代、出産年齢も様々で、また新型コロナウイルス感染症の流行の影響により親御さんの協力を得られないご家庭も多いと聞きます。勤務形態も在宅リモートなどが増えましたが、育児と仕事を切り替え、一度しかない子の成長と自身が成長できるよう、家族全員で両立できるように工夫し、女性のみならず男性の育児休業や時短勤務の制度もメリット、デメリットを考慮した上で積極敵に活用し、少しずつでも負担をなくして育児と仕事の両立を楽しんでいただきたいです。


※1 BBSecでは、保育所等に入所を希望しているが、入所できない場合は1年6か月まで育児休業を延長できる。
※2 BBSecでは小学校3年生以下の子を養育する場合、1日2時間以内の勤務時間短縮ができる。また、残業も制限される。