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社員インタビュー INTERVIEW

進みたい道へ進める環境

女性管理職の先輩が多いので、キャリアプランやライフステージの変化などの悩みも相談しやすく、安心。
いい意味での「ゆるさ」が魅力です。

竹村 美里

竹村 美里

セキュリティサービス本部 
第1診断部 診断3課 課長代理
2020年入社


CTFでセキュリティに興味

2年前にBBSecに転職してきました。前職は同じIT系ではあるもののどちらかというと機器・装置に近いものでしたので、現在手掛けているセキュリティとは直接の縁はありませんでした。ただ、以前の会社のイベントで情報セキュリティのスキルを競う「CTF(Capture The Flag)」があり、セキュリティに興味を持ちました。とはいえ、「セキュリティの仕事」が実際どんなものかは入社するまで全く知りませんでした。現在はお客様から依頼のあったシステムやサイトに対して脆弱性を検査するホワイトハッカーの仕事をしています。また、課長補佐としてチームの技術アドバイザリー的な役割を担当しています。

マネジメントと技術の狭間に揺れる

学生時代は情報系で、前職もIT系だったのですが、だんだん技術よりも派遣技術者のフォローや教育などのマネジメントの仕事の比重が高くなってきてしまいました。新人教育と一口に言っても、正社員と派遣社員では方向性が違うと感じています。任せたい業務と本人の興味の方向が必ずしも一致しないのは正社員・派遣社員の別なく発生する問題ですが、派遣社員の場合は有期なので、どうしても契約期間内に効率よく業務をしてもらえることだけを考えて教育しがちです。本人の長期的なスキルを考えることはないわけです。また本人もその分野のスキルアップを望んでいるとは限らず、効率よく処理する方法だけを教えてほしいといわれることもあります。
それが悪いわけではないのですが、いま自分がしたいのはそういう仕事なのか、自分自身まだまだ技術者として成長したいのに、効率よく処理することだけ教えていくことでいいのか、一度そんなことを思い始めるとだんだんと疑問が広がっていきました。このままマネジメントの道を進むしかないのか、技術者としてやっていく道はないのか、と。1年くらい悶々としていました。

今後も技術者として仕事をしていきたいと考える一方で、今までと違う分野で新しい技術を身に着けたいとも考えるようになってきました。また、新型コロナ感染症が話題に上り始めた頃でしたが、在宅勤務ができる環境で働きたいと思い、転職活動を始めました。セキュリティ業界でホワイトハッカーというと漠然とですが在宅勤務にも向いているのではないかと考え、求人で「セキュリティ未経験も可」とありましたので、思い切ってBBSecに応募しました。

面接時に感じた社風に惹かれて入社

正直、同時期に同業他社も選考が進んでいたのですが、BBSecの面接時の「ゆるい」社風に惹かれました。セキュリティは未経験なので面接時には非常に緊張していたのですが、一次面接の3名(現在は上司)の雰囲気がよかったです。いい意味でゆるいというか、人間関係がギスギスしていないというか、臨機応変というか。
セキュリティの業務は職人技の集約ということもあるでしょうが、やはりチームで対応することが基本です。その際、誰かがミスをした時に、その人を責めても解決にはならない。もちろん注意をすることは必要ですが、「チームでカバーする」という社風が見えてきたのが入社を決めるきっかけとして大きかったです。希望していた在宅勤務ができることも決め手でした。

自分は物事に集中して取り組みたいので、営業の電話の音や、集中しているときに別件で話しかけられるなど、会社にいるときには周囲の雑音が気になることがあります。在宅の場合、合意した業務量を自分のペースでできるのがメリットですね。入社して2週間の研修期間は出社していましたが、入社以来、基本は在宅勤務です。

いい意味の「ゆるさ」が当社の魅力

竹村 美里

在宅勤務だと、同僚とあまり顔を合わせる機会がないので、業務上の質問もしにくいのではという心配も実はありました。でもいい意味での「ゆるさ」がプラスに働いています。普段からチャットツールやオンラインで雑談しやすいチームで、業務の融通もつけやすい。「ゆるい」雰囲気があるため、何かあって物事をエスカレーションするときにも、必要以上に委縮しないで上司に報告しに行ける。上司への報告というのは、一般職の人からすれば、ものすごい勇気が必要になるのですが、馴れ合いの「ゆるさ」ではなく、委縮させない「ゆるさ」があるため、変に隠し事せずに素直に報告できるのがいいところだと思います。

現在、課長補佐ということでマネジメント業務をしていますが、前職と異なり、マネジメント職から技術職へ戻る道があるということなのでお受けしました。セキュリティ業界での経験が少ないため、技術者として独り立ちするにはまだ不安がある中、前職でのマネジメント経験を買われて課長補佐に推していただいたのですが、自分ではやはり技術職にこだわりがあります。BBsecではマネジメント職とプロフェッショナル職というキャリアがあるのですが、将来やはりマネジメントはなく技術者として極めていきたい、となった場合に改めてプロフェッショナル職への転換も可能というのはキャリアを考えるうえで非常にいい制度だと思います。

女性管理職が多いのが安心

今はまだ予定がないのですが、将来的には妊娠・出産・育児というようにライフステージに変化があると思います。その時に、出産・子育てを経験された女性管理職の先輩が多い(※1)ので相談しやすいと思っています。
言い方が適切かわかりませんが、管理職は一般職よりも高いお給料をいただいている。それはそれだけメンバーに気を使い、みんなが仕事しやすい環境を提供する対価だと思っています。業務の偏りだとか、困っていることがないか、そうしたことに気を使うべきなのですが、ライフステージが変わったときに今と同じようにできるかという不安はあります。

自分自身は技術職としてやっていくために、入社直後はOJTで必死にメモを取り、わからないことは業後に勉強しました。また上司や同僚から役に立つセミナーの情報が提供されるので、外部のセミナーにも随分参加しました。
繁忙期は忙しいのですが、それ以外の時期は比較的余裕があり、残業が月に10時間もない時もあります。そういう時間を使って勉強をしていました。まだ私自身は利用していないのですが、資格取得には会社から補助がありますので学習しやすい環境だと思います。

これから入社する方へ

これから入社しようと考えている人へは、「転職は悪いことじゃない」と伝えたいですね。前職も悪い会社ではないし、人間関係も良くて、自分がやりたいことを優先して転職してもいいのだろうか、と悩みました。1年近く考えていましたが、だんだん、将来にわたってやりたい仕事って何だろうと考えていくうちに転職の気持ちが固まりました。セキュリティというと難しい、英語ができないとダメ、というイメージを持つ人もいると思いますが、勉強する気があれば入社後からでも十分やっていけますし、英語は機械翻訳でも内容が分かればいい。黙々とした作業が好き、好奇心や興味が強い人には脆弱性診断というのは向いている職種だと思います。人と話すのが好き、人とのコミュニケーションが得意という人はマネジメント職としてぜひ参加してください。


※1 BBSecの女性管理職比率は18.2%(2023年度)。情報通信産業平均の9.5%を大きく上回ります。