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コロナ禍のなかSQAT<sup>®</sup>を支えるAmazon WorkSpaces

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コロナ禍のなかSQAT®を支えるAmazon WorkSpaces

課題:

  • ■ 新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大に伴い、感染リスクの回避や緊急事態宣言への対応が必要に
  • ■ 脆弱性診断などのセキュリティサービスに関連する業務を遂行するためのセキュアなテレワーク環境を短期間で構築することが必要に

解決策:

  • ■ Amazon WorkSpacesを利用したセキュアな業務環境の構築
  • ■ 短期間での全ユーザ移行

株式会社ブロードバンドセキュリティは2000年に創業した独立系情報セキュリティ専門企業です。セキュリティ・サービス本部では企業向けにSQAT®のブランドの元、脆弱性診断クラウドセキュリティ設定診断ソースコード診断 などをご提供しています。
2020年初頭、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大に伴い、感染リスクの回避や緊急事態宣言への対応が必要となる一方、システムに関する機微な情報の取り扱いに耐えうる業務環境を構築することが急務となりました。

テレワーク環境の構築を行うにあたって課題となったのは、限られた時間の中での構築、品質維持のための導入・展開計画、そして何よりも重要なセキュリティ情報を取り扱う部署として必須となるセキュアな環境の維持でした。テレワーク環境では脆弱性診断のシグネチャや提供サービス(Cracker Probing-Eyes®)の開発、改修及び最新のセキュリティ情報配信が、テレワーク以前の環境と比較して遅滞なく提供されることを目標としました。

限られた時間の中、自社で利用経験があり、ナレジがあるサービスとしてAmazon WorkSpacesを利用したテレワーク環境の構築を行うこととなりました。この環境で行う業務は必要最低限のデータのみを移行・共有すること、コミュニケーションに必要な外部との通信に限ることなどの要件定義を短期間に行いました。環境構築開始から数日で先行ユーザの受け入れを開始することが出来た理由には、Amazon WorkSpacesのプロビジョニングの柔軟性が大きく影響しています。

AWS

2020年4月7日に弊社事業所が所在する東京・大阪を含む7都道府県に対して緊急事態宣言が行われたことにより、弊社でもセキュリティオペレーションセンターの運用業務や診断業務などを除いて全従業員が在宅勤務に切り替わりました。この際、セキュリティ・サービス本部では前週に先行ユーザの受け入れを開始したばかりのAmazon WorkSpacesに全ユーザの受け入れを行うことが出来ました。全ユーザが会社支給の端末とモバイルルータを使用したうえで、Amazon WorkSpaces上で業務を行っています。

2020年11月現在も弊社は原則として全従業員が在宅勤務となっています。この状況下でも脆弱性診断、クラウドセキュリティ設定診断、ソースコード診断といった社会のインフラを支える診断サービスや、システムのマルウェアや標的型攻撃に対するリスクを診断する新しいタイプの診断サービスであるSQAT® APT 、今夏から正式サービスを開始したペネトレーションテスト といったサービスへのご要望をいただいております。このご要望に応えるべく、サービス開発などを中心とする業務は現在もAmazon WorkSpaces上で行われています。お客様のシステムやプログラムにおけるセキュリティの状態という非常に機微な情報を扱う部門として、セキュアで堅牢なテレワーク環境での業務が短期間に立ち上がったこと、そしてその環境が半年を経てもなお変わらずセキュアであり続けていることは、不安定要素の多いコロナ禍での事業継続性に大きなプラスとなっています。

  • ※アマゾン ウェブ サービスは、Amazon Web Services, Inc.が提供するクラウドコンピューティングサービスです。詳細は、こちら よりご参照ください。
  • ※アマゾン ウェブ サービス、AWSは、米国その他の諸国における、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。

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